電気業界へ転職ガイド
勉強が苦手な人が”していない”3つのこと
「勉強しているのに、なかなか成績が伸びない」
「テストで思ったような成果が出せない」
もしあなたが、「勉強が苦手」だと感じているなら、今回ご紹介することをしていないことが原因かもしれません。今回は、勉強が苦手な人ほどしていない、明日からすぐにでもやるべき3つのことをご紹介します。
①繰り返しの学習
繰り返しの学習とは、同じ問題集や同じ単語帳などを何度も繰り返して学習することです。勉強においては繰り返し学習することが非常に重要です。 その理由は、人間の記憶の仕組みにあります。人間の脳は「生きていくのに不可欠」と判断したものだけを長期記憶するからです。また、繰り返し、同じ情報を脳に送ることで、「生きていくのに必要な情報だ」と錯覚させることができるのだとか。 そのため、繰り返し学習を行うことで長期記憶につながっていくのです。
中には、新しい問題集や新しい参考書に次々と手を出す人がいますが、わからない部分を多く残しながら、中途半端な勉強を多く行っても学力は上がりません。いろんな問題集に手を出して結果が出ていない人は、まずやることを絞って繰り返し学習することをおすすめします。 繰り返し学習するのは退屈かもしれませんが、難関大学に合格していく受験生たちの多くが、「繰り返し学習」を行っています。繰り返し学習の目標は、問題集に載っている問題を全て解けるようになること。「この問題集に載っている問題は全部解ける」「この単語帳に出てくる単語は全て覚えた」と言えるまで反復して学習しましょう。
②勉強する時間と場所の固定
勉強で結果を出すためには、「毎日継続して学習する」ことが必要ですが、どうしてもやる気が出ないときもありますよね。勉強が苦手な人は、「今日はやる気がしない」と言って、すぐに勉強を休んでしまいます。気持ちはとてもわかります。「今日は仕事したくないぞ」っていう日は、30代の僕にもよくありますから。 そんな時に役立つのが、勉強時間と場所を固定すること。どうして勉強時間と場所を固定すると勉強が継続できるのか3つの例をご紹介します。
このように、時間と場所を固定することで、やる気に左右されず学習できるようになります。月曜日の19時になったから数学をやる。電車に乗っているから単語を覚える。歯磨きをしたら英語の長文を読む。「今日はやる気がしないな」と考える必要がなく、時間と場所に合わせて勉強できるようになります。 実際に、僕がこれまで教えてきた生徒の中には、「学校が休みの日は昼ご飯を食べたら数学を5時間やるって決めています」と言う生徒がいました。その生徒は数学がメキメキできるようになった結果、超難関大学の京都大学に進学。結果を出すために毎日勉強を継続するために、勉強時間と場所の固定をしてみましょう。
③睡眠
勉強時間を延ばすために睡眠時間を短くした方が成果を出せるのではないか、と考える人もいますが、睡眠時間を削ることはおすすめできません。睡眠時間の減少は脳のパフォーマンスを著しく低下させるからです。 徹夜をした次の日は、まったく集中力が持続できず、常に眠気が襲ってくるような感覚に陥ります。 ここに、驚くべき研究結果があります。 それは、徹夜をしていなくても、6時間睡眠を14日間続けるだけで、48時間徹夜したのと同程度の認知機能になってしまうという研究です。また別の研究では、6時間睡眠を10日間続けただけで、24時間徹夜したのと同程度の認知機能になるという研究結果もあります。 これらの研究は、「睡眠時間は6時間では足りない」ということを示していますので、1日7時間以上の睡眠を継続することを目標にしましょう。
ただ、世界にはショートスリーパーの人もいます。ショートスリーパーとは、6時間未満の睡眠で過ごす人のこと。実際には、ショートスリーパーの人数は非常に少ないと言われており、人口当たり約1%未満と考えられています。また、ショートスリーパーは特有の遺伝子を持っていると考えられており、生まれつきの性質であると言えるでしょう。 勉強で結果を出したいのであれば、睡眠時間を確保しましょう。
プロフィール
しのはら塾長
兵庫いぶき塾の塾長。
これまで学習塾で15年以上、教務部長や教室長として勤務。中学・高校・大学受験について指導を続けてきた。2020年3月兵庫県西宮市で兵庫いぶき塾を開校。現在も小学生から高校生まで指導を行なっている。塾での指導に合わせて、兵庫県公立高校入試第一志望合格のための学習情報サイト”いぶきwebスクール”を運営中。
兵庫いぶき塾:https://hyogoibuki.com/
いぶきWebスクール:https://ibuki-webschool.com/