電気業界へ転職ガイド
フリーランスの電気主任技術者の魅力を紹介します!
働き方改革により、フリーランスという働き方が浸透してきました。それは電気業界も同じです。
今回は、3人のフリーランス電気主任技術者の方へのインタビューをもとに、フリーランスの電気主任技術者について解説いたします。
目次
フリーランスの電気主任技術者とは?
フリーランスの電気管理技術者は、電気主任技術者の資格を持っていれば、要件を満たすことで、誰でもなることができます。仕事内容は、工場やビルなどの電気設備の保安業務が主で、会社員とほとんど変わりません。
電気主任技術者の仕事について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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どのようにして、開業するの?
多くは電気管理技術者協会に入る
多くの人は各地にある電気管理技術者協会に入ります。この協会はフリーランスの電気主任技術者が所属する団体です。ここで仕事の斡旋をしてもらったり、業界の仲間とつながりを作ったりします。
必要な備品の準備をする
開業にあたって必要なものは、主に、移動用の車や測定器などの道具です。 電流計、電圧計、絶縁抵抗計、低圧検電器、高圧検電器、設置抵抗計、騒音計、震動計、回転系、継電器試験装置、絶縁耐力試験装置など、様々な器具を持っていなければ開業することはできません。
また、それらに必要な初期費用やその後の生活について、実際にフリーランスで働く電気主任技術者の岩本翔太(仮名)さんにお伺いしましたので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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お仕事はどのようにしてもらうの?
お仕事は主に電気管理技術者協会から仕事を紹介してもらいます。また、協会に所属する先輩から紹介や、電気工事屋さんからの紹介、協会に仕事の引き合いがきてそこから紹介を受けることもあるそうです。
会社員とフリーランスの違い
最も大きいな違いは、責任の所在です。 フリーランスは責任者が自分となるため、請け負った仕事の責任は全て自分で負います。自分で決断をし、現場以外の事務作業も行うこととなります。さらには、保険の手続きや税金も自分で払うため、自己管理が強く求められます。
電気主任技術者はとても安定した職業
責任の多いフリーランスの電気主任技術者ですが、実はとても安定した職業であると言えます。
インフラに関わる仕事
電気は現代、なくてはならないインフラ設備です。そのため、電気保安は取って代わられることがなく、安定した需要があります。
人材不足
電気主任技術者は、取得が難関な「電気主任技術者」の資格と経験が求められるため、現在、人材不足の分野です。そのため、安定した仕事と収入が見込まれます。
資格取得は難関であるものの、「やる気さえあれば、道は必ず開ける」と、電気主任技術者の石田浩倫さんはおっしゃいます。電気主任技術者の魅力や、フリーで働くメリットなど、お伺いしましたので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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収入はどのくらい?
個人の頑張り次第で年収は変動しますが、しっかりと稼げば、会社員時代と比べ数倍になるそうです。働き方を個人で設計できるのがフリーランスの良さと言えます。
子育てしやすい環境
フリーランスはスケジュールが立てやすく、育児に時間を取ることができるのも一つの魅力です。子どもの体調や都合に合わせて仕事の予定を立てることもでき、働きながら育児をする方にとって働きやすい環境だと言えます。 また、長く、安定して働くことができ、プライベートとのバランスも取りやすいことも特徴です。
フリーランスの電気主任技術者でありながら、一児の母でもある遠藤智恵子さんに、お仕事の魅力についてお伺いしましたので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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