電気業界へ転職ガイド
未経験・転職で第二種電気工事士免許を取得!未経験だった私の体験談
電気工事士の免許取得を目指している人はいませんか?電気業界は絶えず需要のある業界です。ひょっとしたら今勉強している最中の人もいるかもしれません。この記事は電気業界でステップアップするための登竜門「第二種電気工事士免許」を取得した私の体験談をお伝えします。
完全なる未経験からの挑戦
そもそも、私は電気の仕事に携わった経験も電気関係の学校を卒業したわけでもありません。いわば実務経験も電気の勉強もしたことがない全くの素人です。第二種電気工事士免許の取得にチャレンジした理由は、当時、鉄鋼業界で働いていましたが、転職を考えたことがきっかけです。あれこれと模索して、今後も必要不可欠であり、需要の高い電気業界への転職が良いのではと考えました。安定と安心、それにやりがいも感じられそうだ!ただし、技術職を希望するには資格が必要です。 未経験でも取得できる資格はどれだろう探していた際に、第二種電気工事士免許の取得を目標を掲げました。とりあえず、やってみよう。未経験でしたが、新たな気持ちを胸に、一念発起して頑張ろうと、まず筆記試験の合格に向けて勉強をはじめました。
筆記試験、合格までの道のり
第二種電気工事士免許を取得する第一関門は筆記試験です。合格を目指し、参考書や問題集を合計2~3冊購入し集中して問題を解いて学習しました。参考書や問題集は、特定の分野に深入りしすぎると時間を使いすぎてしまうと思ったので、筆記試験の全項目がまんべんなく記載されているものを選びました。 通信講座などは利用せず、理解をして、正解するまで独学でトライ&エラーの繰り返し。電気工具の名前や電気関係の法律、または複線図など初めての私には覚えることが山ほどありました。休日や余暇など絶えず参考書に目を通し、自宅やカフェなどで勉強をしました。勉強期間は約4ヶ月。本番に挑んだところ無事に見事一発で合格しました。 試験中は制限時間にも余裕を持って取り組めたのを覚えています。順調に第一関門は通過し、次は最終関門である実技試験の合格へ向けて勉強をスタートします。
乗り越えるべきは・・実技試験!
免許の取得を目指し実技試験合格に向け大量の工具を購入しました。筆記試験は勉強だけでしたので、比較的スムーズに合格できましたが、実技試験は組み立て作業があり、未経験の身からすると非常に難関でした。 それでも、DVDを繰り返し見て一つひとつ、組み立ての手順を理解したり、参考書をもとに複線図の作成をしたり、何度も、何度も練習を重ねました。仕事から帰った後や休日など、時間があれば常に作業と学習を反復します。また実技試験対策として講義が開催されていることを知り、受講のためWebで申込み、和歌山から大阪の会場へ、片道2時間をかけて合計2回行きました。講義内容は組み立ての手順や実技での知識まで一つ一つ丁寧に教えてくれかなりの収穫があったのです。料金は1回につき約7.000円。多少費用がかかりますが細かい作業への理解を深めることができますし、何よりも勉強になりますので、十分に受ける価値はあると思います。 練習を始め約3ヶ月後、本番の実技試験を受けて見事に合格。制限時間に多少、焦りましたが筆記試験を通過し実技試験にも合格し、晴れて第二種電気工事士免許を取得できました。
まとめ
私のように電気業界について全くの初心者でも努力すれば十分に合格できるのが第二種電気工事士免許です。電気業界は常に需要がありますから、挑戦したい人はぜひチャレンジしてみてください。
プロフィール
電気通信業、自衛隊勤務、鉄鋼業、食品工場、倉庫管理業などの勤務経験を経て現在フリーランスとして物販、Webライターとして活動中。 保有資格:第二種電気工事士免許、ガス溶接技能講習修了、フォークリフト運転技能講習修了、玉掛け技能講習修了、MOS WORD EXCEL、天井クレーン運転士免許、ビジネス実務法務検定3級など。