電気業界の仕事とは?
電気工事士の魅力・やりがいとは?【現役電気工事士が解説します】
電気屋さんの魅力とかやりがいってどんな時に感じるものなの?未経験の人にも分かるように教えて欲しい…
今回はこういった悩みに答えます。
目次
電気工事士の魅力・やりがいとは?
電気工事の魅力・やりがいには3つの要素があります。①達成感がある
電気工事士の中では「工事をして照明が点灯した時」にやりがいを感じる人が多くいます。
それは沢山の工程を経て最後に結果が出るのが照明の点灯だから。 特に工事に1年以上かかるような大きな工事では、照明が点灯するまで多くの工程があり問題にも直面します。
そこには人との出会いや、ぶつかり合い、励まし合い、といった数々のドラマがあります。それを経験した後の達成感は何事にも代えがたい経験になります。
②成長を実感できる
電気工事はダイレクトに成長を実感できます。なぜなら、年功序列な考えではなく個人の技術が評価される世界だから。
仕事を覚えれば任せられる作業が増える
↓
作業の幅が増えれば現場を仕切る職長になれる
↓
職長経験を積めば独立の道も開けてくる
上記のような流れで、頑張るほどに評価が上がっていきます。会社によっては昇給、昇進のチャンスも十分ある。
また電気工事は作業、材料、工具など覚えることが膨大なだけに何年経っても勉強し続け、学ぶことができます。いい意味でずっと成長し続けられる飽きない職業です。
③専門スキルが身につく
電気工事は国が認めた資格を持っている人だけができる職業。電気のようなインフラ業界は、常に一定の需要があるので将来性が大きいのも魅力の一つです。
また専門スキルを身につけることで、一つの会社に囚われず何処に言っても即戦力として重宝されます。
SNSによるアンケート調査
私が運営しているTwitterとInstagramで「電気工事士で魅力・やりがいを感じること」をアンケート調査しました。その中から頂いたコメントを紹介します。とその他多数のコメントを頂けました。
電気工事士に向いている人
未経験の方にとってはこういった悩みあると思います。 上記ツイートから電気工事士に向いている人は7つの特徴があります。誤解を恐れずに言うと、電気工事はある程度努力すれば誰でも一定のレベルまで出来る仕事です。
その中でも、魅力ややりがいを感じ長く続けたいなら「やる気」があることが1番です。 詳しく知りたい方は【未経験者必見】電気工事士に向いてる人7つの特徴【業界目線】で解説しています。
今、電気工事士で悩んでいる人へ
すでに電気工事士として現場で働いている人、特に新人さんは悩みが尽きないと思います。
「何やってもうまく行かない」
「怒られてばかりで自信がない」
過去の私も上記のような悩みをいつも持っていました。でも少しの意識や行動を変えるだけで前向きになれる事があります。
・凡事徹底を心がける
仕事で成長したいなら「凡事徹底」を心がけることです。凡事徹底とは当たり前のことを徹底的にやること。
あいさつをする、お礼を言う
人を敬う、相手を気遣う
仕事は人と人との繋がりで成り立ち、職人の評価は技術力よりも人間性で決まります。今できる事をコツコツと積み上げていくことが大切。
・小さな成功体験を積み上げる
「小さな成功体験を重ねる」ことは新人さんに大切な考え方です。
現場ではできて当たり前、やって当然みたいな風潮があるけどそれは違います。
「仕事の前段取りをした」
「配線が一人でできた」
「コミュニケーションが上手く取れた」
どんな小さなことでも自分の成長を感じて認めてあげることです。
・資格へ挑戦してみる
上記ツイートの通り、資格取得=自信に繋がります。
無資格の時に感じていた引け目がなくなり意欲的に仕事に取り組むようになる。 まだ資格を持っていない新人さんはぜひ、第二種電気工事士の資格に挑戦して欲しいと思います。
まとめ
・魅力、やりがいは「達成感」「成長を実感」「専門スキルが身に付く」こと
・向いている人の特徴はいくつかあるが、1番大切なのは「やる気」
・伸び悩む人は「凡事徹底」「小さな成功体験を積む」「資格へ挑戦する」こと
電気工事の業界は、外から見える景色と内情は割と違います。経験して初めて知ることが沢山あります。 今回は少し抽象度の高い内容でしたが、「電気工事の職人」に限らずどんな職業にも通じる本質的なものだと思っています。
プロフィール
運用サイト
この記事は電気工事の専門サイト「でんブロ」より転載したものです。