現場レポート
熱狂!熱狂!熱狂!「第5回電気工事技能競技全国大会」で繰り広げられた熱戦をレポート!!
2024年11月28日、技術を競い合う電気工事技能競技全国大会が横浜アリーナで開催され、全国から選抜された71名の電気工事士が集結しました。どのような大会だったのか、レポート形式でお伝えします!
電気工事技能競技全国大会とは
電気工事技能競技全国大会とは、施工技術の向上や業界内外・将来の担い手である学生さんたちへのPRを目的に、全国から集まった電気工事士が各々の技術を競いあう大会です。全日本電気工事事業工業組合連合会(全日電工連)が主催し、電気工事業全国大会と電気工事技能競技全国大会を隔年ごとに開催しています。「一般の部」「女性の部」「高校生の部」の3部構成で、見応えのある大会です。
第5回電気工事技能競技全国大会のテーマは「Connect to the future〜人と技能で守り、つなぐ未来〜」。さて、どんな大会になったのでしょうか?実況解説やインタビュー付き!大会の様子がわかる動画もご紹介します!
開会式〜元気いっぱいの選手たちが入場!
会場は誰もが知る、あの「横浜アリーナ」!!普段はアイドルやアーティストのコンサート会場として知られる、大規模で有名な施設ですね。この場所で熱い戦いが繰り広げられるのです。
選手が次々と入場し、意気込みを語ります。
個性豊かな選手たちに会場も湧き上がります。全ての選手が揃ったら、全日電工連の米沢会長が開会式における挨拶を述べます。
2024年、穏やかな元日に訪れた能登半島地震。電気工事士たちが復旧作業を迅速に行なっていた中、電気工事の高所作業車を見て、地元の高齢者の方たちが手を合わせて拝んでくれたと言います。「地震を受けて暗い気持ちになった時に、初めて電気がついた時の感動、嬉しさが忘れられない。どこへ行っても電気工事屋さんが仕事をしてくれていた、これを忘れないために手を合わせている」。その言葉を聞いた会長は、改めてこのお仕事は人の命をつないでいく、非常に重要な仕事であることを実感したそうです。
「横浜アリーナは普段は有名なアーティストの方が主役、今日は皆さんが主役です!!」
この言葉で、会場が一気に熱くなりました。はじめからすごい熱量です!
開会式の様子はコチラ↓
技能競技がスタート!
大会は「一般の部」「女性の部」「高校生の部」に分かれて行われます。
「イッチニ、サンシ」。競技前に準備体操で体を温め、緊張と体をほぐしていきます。
準備運動が終わると競技開始の合図です!いざ、競技が始まると選手の表情がキリッ。
早々に工作板に墨だし(設計図面の情報を工事現場に反映させるための作業のこと)をする選手、資材を箱から取り出し整理する選手、腰道具も作業手順も十人十色。技能試験では、配線や配管、照明器具などを取り付ける課題が出され、制限時間の中で選手はテキパキと作業を進めていきます。
競技終盤、ピリピリとした空気の中、徐々に課題を完成させていく選手たち。観衆の注目が一気に集まります。残念ながら時間内に完成しなかった選手もいましたが、皆さんの真摯かつ真剣な姿に感動を覚えました。技能日本一は誰の手に…?
大会の様子はコチラ↓
表彰式は熱い思いが込み上げて…
表彰式では、それぞれの部において、金賞から銅賞を受賞した選手の名前が上がり、表彰されました。一般の部では、このほかにも敢闘賞、安全作業大賞が選出されました。
選手から一言をいただくシーンでは、家族や職場の同僚への深い感謝の気持ちが述べられ、選手自身のスキルだけでなく、技術向上や努力の裏には周りの支援も重要なのだと改めて実感しました。
先ほどの動画には、選手たちの素晴らしい技術をしっかり見ることができますので、ぜひ、その手さばきを見て、学んだり、興味を持っていただいたりしていただけると嬉しいです。
表彰式の様子はコチラ↓
第6回電気工事技能全国競技大会は2年後の2026年に開催されます。全日本電気工事工業組合連合会のサイトで情報を発信していますので、ぜひ、チェックしてくださいね。
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