生活と電気
備えあれば憂いなし。もしもの停電に備えておきたい6つもの
「急に電気がつかなくなった!」
停電はそう頻繁に起こるものではありませんが、自然災害が多い日本で暮らす私たちにとって、日頃から“万が一”のために備えておくは非常に大事なことです。この記事ではいざという時に役立つ停電への備えと心構えについて解説します。
目次
起きてからでは遅い!停電前に備えておきたいもの
携帯電話に懐中電灯、飲み水や非常食…。停電などの非常時に必要なものといえばこれらが思い浮かぶのではないでしょうか。停電時に役立ち、「あれば助かる!」グッズには、以下のようなものがあります。事前に備えておくといざという時に役立ちますよ。
これは必須!懐中電灯
停電が起きると身の回りの明かりが消えて視界が悪くなります。昼間はまだしも、夜間では何も見えず、身動きがとりづらいことも。また、暗闇の中では不安が大きくなってしまうため、なるべくリビングや寝室など、部屋のあちこちに懐中電灯や LEDのランタンなどを数本用意しておきましょう。懐中電灯の上に水を入れたペットボトル乗せるだけで、光が拡散して部屋全体を照らすことができます。懐中電灯のみでは光が一箇所に集中しやすいため、停電時はこの方法を覚えておくと安心です。
携帯、懐中電灯などの充電に!電池やバッテリー
懐中電灯やラジオを準備していても、いざスイッチを入れたら電池切れだった!そんな時を想定して、電池類は多めにストックしておくとベスト。持っている機器の電池の種類を調べて、普段から少し余分に購入しておきましょう。また、充電式の電池やモバイルバッテリーもあると非常に便利です。とくにソーラーパネルのついたモバイルバッテリーは、太陽さえあれば再充電できるため、何度も利用することができる強力なアイテム。最近ではコンビニでも購入できますので、事前にチェックしてみて下さいね。
これは欠かせない!飲料水
大きな災害がおきた際に、電気・ガス・水道などのライフラインが復旧するまでにかかる時間が3日と言われています。備蓄する量は、1人当たり1日3リットルが目安とされていますので、1人暮らしの人は「3日×3リットル=9リットル」分のお水を用意しておきましょう。
グルメなラインナップが増えている非常食
非常食も飲料水と同じく、3日分の備蓄をしましょう。賞味期限が長く、軽量でコンパクト、持ち運びしやすいものを選びましょう。一般的にはアルファ飯、レトルト食品、チョコレート、カンパン、缶詰類がありますが、ビタミン類、アミノ酸、バランスよく栄養がとれるようなラインナップを揃えましょう。長期保存可能な野菜ジュースや防災食セットなど、最近では保存食もバラエティ豊か。選ぶ方も楽しくなりそう。
自分の体調を管理しよう。薬や衛生用品
停電時は通常と同じ生活ができず、環境の変化やストレスによって体調を崩しやすくなります。普段から飲んでいる薬や風邪薬などがあれば、持ち出せるようにまとめておきましょう。また、マンションでは停電によって断水する可能性があるので、手洗いができないことを想定してウェットティッシュや除菌スプレーなども備えておくと便利です。停電すると冷暖房機器が使えなくなりますので、夏場は熱中症対策に小型扇風機や冷えピタを、冬場はカセットボンベで使えるストーブもあるといいでしょう。
正確な情報をキャッチ。電池で使えるテレビやラジオ
停電時はテレビやインターネットが使えなくなります。そのため、電池で利用できるテレビやラジオを用意して、現在の状況や復旧に関する正しい情報をキャッチしましょう。
突然、停電が発生したら?
自宅にいる時に停電が発生したら、まずは少し落ち着いて、次のことを実施してください。 ① 現状を把握しよう 停電しているのはあなたの家だけですか?停電の範囲はどこからどこまで? ② まずはコンセントを抜く 停電が復旧した時にコンセントを挿しっぱなしにしていると、火災が発生する可能性があるため、アイロン・ヒーター・ドライヤー・ストーブ、こたつなどの電熱器具はコンセントを抜いてください。また、パソコンは停電からの復旧時に大きな電圧と電流がかかりダウンしてしまうことも。作業していたデータを保村して電源をオフにし、コンセントから電源プラグを抜きましょう。プリンタ、ルーターなどの周辺機器も電源を切ったのち、コンセントから電源プラグを抜きます。 ③ スマホを省電力モードにして復旧を待ちましょう。 状況確認をしてコンセントを抜いたら、スマホを省電力モードに変え、画面の明るさもおさえましょう。スマホは災害時の連絡や情報収集のために必要なツールですので、電力の消費を抑えて電池を長持ちさせることが大事。また、電波が通じない場合は機内モードにするとバッテリーの節約につながります。 ④ 停電が復旧したら、家電などの動作を確認しよう パソコン、普段から利用している冷蔵庫などの設定は変わっていませんか?確認をして元に戻してあげましょう。
停電による二次災害を防ごう!自宅を離れる際の注意点
家を離れる場合はブレーカーも落としておきましょう。これはコンセントを抜く理由と同じで、急に電源が入ると火災につながる恐れがあるからです。これを「通電火災」と呼びます。 もし、停電が発生しても焦らずに対処できるよう、今回ご紹介した準備をしておきましょう。