最新のテクノロジー
再生可能エネルギーって?を簡単に解説します
「再生可能エネルギー」。
なんとなくイメージは湧くけど、説明するのは難しいと感じるかもしれません。 しかし、これは今後の日本にとって、非常に重要となるものなのです。案外簡単な原理で生み出されている再生可能エネルギー、今回こちらについて一緒に勉強していきましょう。
再生可能エネルギーってなに?
再生可能エネルギーは、明確に法律に定義が定められています。時間があれば、下記のページを参考に見てみてください。
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」
簡単に要約すると、
「電気のエネルギー源として永続的に利用することができると認められるもので、おもに風力、水力、地熱、バイオマス、太陽光の5つ」のことです。
つまり、再生可能エネルギーとは、火力発電や原子力発電のように有限なエネルギーや危険なエネルギーを使わず、クリーンなエネルギーで電気を発生できるものをいいます。
風力、水力、地熱、バイオマス。基本の発電方法は同じ
次に、どのような原理で電気を発生させているのかを解説しましょう。太陽光だけ異なるものの、他4つについての基本的な部分は同じです。共通するのは、「ただ発電機を回している」だけであること。自転車にもついていますよね、発電機。つまり、自転車も同じ原理で動いているのです。異なるのは、発電機を回すためのエネルギー源です。
風力
自然に発生する風の勢いを使って発電機を回します。
水力
傾斜から水を流し、水の勢いを使って発電機を回します。
地熱
地熱の熱から発する蒸気の勢いを使って発電機を回します。
バイオマス
間伐材やごみなどを燃やし、その蒸気の勢いを使って発電機を回します。
太陽電池
ただ、太陽電池だけは発電機を回して電気が生み出されるものではありません。光エネルギーを電気エネルギーに変える、光電効果という機能を利用します。そのためには、おもにシリコンという素材を利用した電池を利用します。
まとめ
環境に負荷をかけないクリーンなエネルギーで、簡単な原理なものであることがわかっていただけたと思います。この記事を読んで、少しでも環境やエネルギーに興味を持っていただけたら幸いです。
プロフィール
私立大学大学院(博士前期課程)卒業後、大手メーカーで電気部品の開発業務に従事。現在はとある施設にて電気主任技術者として高圧電気保安業務を担当している。また、フリーライターとして「電気主任技術者が運営する就活転職応援サイト」を運営中。