「第二種電気工事士」試験を合格するには?実体験で簡単に教えます。

更新日:2020.12.19投稿日:2020.12.19

「電気について、もっと勉強をしてみたい」「少し興味はあるけど、電気の勉強って一体何から始めればいいの?」そんな方には、まず第二種電気工事士の取得をおすすめします。もちろん僕も保有者です。勉強をして資格を得ました。この記事では、そもそも第二種電気工事士とはどんな資格かを説明し、どのような勉強方法によって資格が取得できるのかを解説します。少しでも興味ある方は、ぜひ、のぞいてみてください。

第二種電気工事士とは

Q. 第二種電気工事士はどんな資格ですか。

A.第二種電気工事士とは電気関係の仕事をするうえで最も有名な資格の一つです。
電気資格の基礎入門編としても知られる国家資格で、僕も電気関係の資格で最初に取得したのがこの資格でした。また、僕以外にも電気科の工業高校の生徒や大学生の多くが目指す資格でもあります。

 

Q.第二種電気工事士を取得するとどんなことができるのでしょうか。
A
. 一般財団法人電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要と電気工作物の範囲」に詳しく解説されていますが、これだけだと難しいと思いますので補足します。

第二種電気工事士とは、家庭の電気工事をするための資格です。この資格がないと電気工事が行えないため、電気工事屋さん達はみんなこの資格を保有しています。現場で手を動かす職人さんたちも、実はこのような筆記試験もある国家資格をパスしているわけです。

現場も座学もこなす…。実はすごいスペシャリストなのです!

 

Q.電気の学校に通っていなくても取得できますか。
A.全く問題ありません。資格によっては学歴や経験年数などが必要なものもありますが、第二種電気工事士については全ての人に受験資格があります。

国家資格ですので決して簡単だとは言えませんが、全く知識がない方でもしっかりとした勉強をすれば十分に取得可能な資格です。実際に、僕の周囲で電気科を卒業していなくとも独学で取得している人がたくさんいます。

筆記試験勉強のコツは何度も過去問集1冊を反復すること

僕の場合、参考書を使わずに、1冊の過去問を自分が理解できるまで何回も解き続けました。また、何度も同じ問題を解くことで、出題傾向が見えてきますし、出題されるのは過去問の類似問題が多いので、基礎を固めることで確実に点数を得ることができます。

また過去問集には十分な解説が記されているので、参考書は使わなくても問題ないと判断し、用意しませんでした。僕は、深い知識よりもまずは限られた時間で確実に合格点以上をとれる実力を得ることを目標として勉強に励みました。


過去問集や参考書を選ぶポイント

僕が着目したのは、全面カラーであるものを選ぶこと。電気器具に関する試験(鑑別試験)の写真はカラーですので、試験勉強中もカラーのものを選んだ方がよいかと思います。それに数式や難しい図などもカラーの方が記憶に定着しやすいです。

実技試験はとにかく手を動かすこと!

筆記試験と同じで、実技試験も反復練習が大切です。
最初取り掛かるときは慣れていないこともあり、非常に時間がかかります。

ですが下記のセットではDVDが付属されており、手元が明瞭に見えるので細かい部分までどのような作業をしているか確認をすることができます(僕もこちらを利用しました)。

準備万端シリーズ (2回練習分) 第二種電気工事士技能試験練習用材料「全13問分の器具・電線セット」

 

電線を切る、端子を圧着するなど、それぞれの問題で共通する作業に関しては経験を積むことでだんだん作業になれてきます。僕はあまりこのような作業の経験はありませんでしたが、2回目の最後の方では考えてなくても手が勝手に動くようなレベルにまで達しました。

部材はそれなりの値段がするので、何度も模擬試験は出来ませんが、苦手な作業に関して部品を取り外して再度その部分だけ練習することも可能です。作業を覚え、スムーズに対応できるまで取り組みましょう。

まとめ

電気の試験について、少し身近に感じていただけたでしょうか。もし少しでも興味を持っていただけたら、まずは身近な電気の仕組みについて調べてみませんか?

プロフィール

どわーふ

私立大学大学院(博士前期課程)卒業後、大手メーカーで電気部品の開発業務に従事。現在はとある施設にて電気主任技術者として高圧電気保安業務を担当している。また、フリーライターとして「電気主任技術者が運営する就活転職応援サイト」を運営中。」Twitterのアカウントはこちら

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