社会を支えるエッセンシャルワーカーが働く「電気業界」を調べてみた

更新日:2021.04.19投稿日:2021.04.19

今回、「電気業界」を紹介するのはクロスメディアHR総合研究所(以下クロスメディア総研)です。クロスメディア総研は新卒向けに各地域で活躍する魅力的な企業を集めた書籍「こんな会社で働きたい」シリーズを展開しています。
クロスメディア総研は各企業にインタビューを行い、職場の様子や社員の育成、企業の強み・魅力などをわかりやすく、書籍にまとめています。シリーズ10弾の「愛知県編」では、送電線建築を行う「株式会社メイワイシー」さんを取材。これを機会に、「Watt Magazine編集部」と協力して「こんな業界で働きたい – 電気業界編」としてやさしく、わかりやすくお伝えしていきます。

電気業界は発電だけではない、「作る」「届ける」「守る」の3つの仕事

私たちの生活で「電気」がなければ、一番身近なスマホやパソコンを動かすこともできません。もっと大きく考えれば、社会全体が止まって困ったことになります。そんな重要なインフラのひとつでもある「電気」。皆さんは電気を使うために電柱やコンセントなどが必要で、それぞれ多くの人が関わっているのだと何となく理解しているかと思います。 私たちが電気を使うまでには、大きく分けて「作る」「届ける」「守る」の3つの仕事が必要です。そこで今回は、3つの仕事とそこで働く人を簡単に紹介します。 3つの仕事ではそれぞれのスペシャリスト、「電気設備を作る=電気工事士」、「電気を届ける= ラインマン」、「電気設備を守る =電気主任技術者」が活躍しています。

①「作る」= 電気設備を作る 電気工事士

私たちが電気を使うために必要なコンセントや配線などをはじめとする電気設備の工事を行います。住宅、オフィスビル、イベント会場など電気が必要なあらゆる場所で活躍しています。

写真で見る『電気工事士』の活躍現場と素顔

私たちがスマホやパソコンなどを使ったり充電したり『電気』を使うために必要なコンセントや配線などをはじめとする電気設備の工事を行っているのが『電気工事士』さんたちです。電気工事士は、一般住宅、ビル、工場、商店などの電気設備の安全を守るために工事を行っています。内容によって、一定の資格のある人でなければ、電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。

②「届ける」= 電気を送る施設を作る ラインマン

鉄塔の組み立て工事や鉄塔間に電線を張る架線工事を行います。高所作業のスペシャリストですので、ラインマンの中には、ボルダリングや山登りなどを趣味にする方が多いです。 通称:ラインマンと呼ばれています。

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【地上50mの仕事場所】あなたの知らないラインマンという職業

 通称「ラインマン」と呼ばれている送電線のスペシャリストが働いている場所は普段、私達は見ることができません。ラインマンの活躍の場は地上での設計業務や工程管…

③「守る」= 電気設備を維持点検する 電気主任技術者

電気設備(オフィスなどで電気の使用のために設置する受電設備など)の保安(維持・点検)をします。コンビニやビル、工場、発電所などで活躍しています。

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写真で見る『電気主任技術者』の活躍現場と素顔

電気主任技術者のおもな仕事は、電気設備の維持と点検で、工場、発電所など電気が使用される様々な場所で働いています。発電所から電線を通って届けられる電気は高圧…

今回は、電気業界では発電の他にも「作る」「届ける」「守る」の3つの仕事があり、スペシャリストが活躍していることを知っていただきました。 普段私たちは電気を不自由なく使えるため、電気に関わる仕事・人を意識する機会はあまりありません。しかし、どれか一つ欠けると私たちの暮らしからたちまち電気が消えてしまいます。つまり、3つのスペシャリストもエッセンシャルワーカーなのです。 電気業界の仕事内容は多岐にわたりますが、「人」で分けるととてもシンプルです。次回は、それぞれの仕事をさらに詳しく伝えていきます。これを機会に電気を支えている人たちの仕事のことを知ってもらいたいです。

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