電気の資格のアレコレ
電験三種の試験まであと3ヶ月!今から勉強を進めるには
最近になって電験三種の存在を知り、「チャレンジしてみよう!」と受験を志す方もいるのではないでしょうか。しかし、インターネットなどで調べてみると「難関」「取得困難」という文字が踊ります。電気に関わる機会がないなど、自らの境遇が最適でない方は特に強く電験三種が大きい壁と感じてしまうでしょう。実際の試験まであとおよそ3カ月。初めての試験に向けて、今からできることを一緒に考えていきましょう。
科目合格制度を利用して複数年での合格を目指すのもあり!
電験三種は電気科卒の人間でも、必ずしも合格できるわけでない高いレベルの資格です。しかし、電験三種は4科目を複数年で合格すれば資格取得とみなされる科目合格制度((第三種電気主任技術者試験 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター)がありますので、この制度を活用して、年数をかけて取得する人も少なくはありません。
「理論」、「電力」、「機械」、「法規」のという4つの試験科目を合格せねばなりませんので、多くの方がこの制度を利用して電験三種の取得を目指します。 その中で特に難しいと言われているのが「理論」と「機械」。この2つの科目は、「多くの複雑な数式を用いる」「イメージがつきづらい」といった理由から、受験者には特に大きな壁となって立ちはだかります。ですのでまずは、比較的少ない時間で合格を獲得しやすい、「電力」と「法規」に絞って、集中して勉強することをおすすめします。
電験三種を取得した僕の経験から勉強方法に関するアドバイスです
少ない期間で結果を出すには毎日の勉強時間をなるべく多く捻出し、なおかつ効率を高めることが重要です。特に以下の2点を意識して勉強生活を過ごしてみましょう。
・暗記系の内容に関しては通勤や通学中の隙間時間にも勉強を行うと効率的です。特にスマホを有効利用することをおすすめします。予め参考書や要点をまとめたノートを写真データで保存しておく、優良なウェブコンテンツ(下記にテキストコンテンツを2つ記載しています。)をブックマークしておくなどしましょう。分厚い参考書を持ち歩くよりも快適です。
・電磁気現象の内容に関しては「理論」の参考書を流し見する(これをしないと完全に暗記になってしまうので辛くなるためです)。
おすすめのウェブコンテンツ!
出版社が発行している参考書や過去問集はどれもわかりやすく、どんな人にも最適です。ただ電験三種の解法パターンは1つでも多く頭に入っていた方が有利。なぜなら試験時により速く解答できる手段を取捨選択できるようになるからです。以下より、いくつか僕のおすすめのウェブコンテンツをお伝えします。
いまや電験三種の対策として一番ポピュラーなコンテンツかと思います。過去問対策だけでなく電験三種対策講義に関する内容も多数です。僕自身もとてもお世話になりました。
・過去問の解説 | 電験三種、これでOK! (yaku-tik.com)
電験三種の過去問をとてもかみ砕いて解説してあります。超優良コンテンツです。僕自身もたくさん利用させていただきました。
・電験3種 過去問解説サイトの電験王 (denken-ou.com)
こちらも過去問をかみ砕いて解説してあります。こちらは電験三種の上位資格である電験一種を保有している、とても優秀な方が作成しています。僕も電験二種受験のため現在お世話になっています。
まとめ
この記事が、本気で試験取得を考えている方の参考になればと思います。もし勉強の進め方でわからないことがあればお気軽にご質問を!プロフィール
どわーふ
私立大学大学院(博士前期課程)卒業後、大手メーカー2社で電気部品の開発業務に従事。現在はとある施設で電気主任技術者として電気保安業務を担当。また、フリーライターとして「電気主任技術者が運営する就活転職応援サイト」を運営中。