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進路に迷っている10代必見!将来への不安を軽減する方法4選
10代は、勉強や進路、友人関係など、多くの悩みや不安を感じやすい時期です。「将来、大丈夫かな?」という漠然とした不安は誰にでもあるものですが、その気持ちが積み重なっていくと、不安に押しつぶされてしまうことも。この記事では、不安を軽減する簡単な方法をご紹介します。
目次
「不安」は漠然とした感情である
そもそも、不安とは漠然とした感情であり、自分の考え方次第で、ある程度コントロールができるのです。受験に対しても全員が不安を感じる訳ではなく、不安の程度や内容はさまざま。「勉強しているからきっと大丈夫」と思えるようになると不安が生じにくくなり、「何をすればいいのだろう」「失敗するんじゃないかな」と曖昧な考えを持ってしまうと不安は膨らんでしまうのです。 本来、不安という感情は、必ずしもネガティブなものではありません。不安を感じることで、不安を回避するために考えを巡らせたり、不安を打ち消す行動をとったりできるメリットもあるからです。しかし、「不安だ」と言えば言うほど、気持ちが不安定になり、負の連鎖を起こしやすくなるため、「何が不安なのか」を整理して解消をしなくてはなりません。
10代のよくある将来への不安
どの年代でも不安な感情を持つものですが、思春期の10代には以下のような将来の不安が多く見受けられます。 ・勉強について…勉強でついていけるか ・進学について…志望校に合格できるか、進路をどうすればいいか分からない ・就職について…仕事に就けるのか、どんな仕事があるのか ・貯金について…今後年金がもらえるのか、稼いでいけるのか ・人間関係について…友人関係が壊れないか など 具体的な将来への不安は人によって異なりますですが、大まかなテーマは似通っていると言えるでしょう。
不安を軽減する4つの方法
先のことがわからないため不安を感じてしまいやすくなりますが、先述したように、日々、不安な気持ちを持っていると、状況は悪化してしまいます。ここからは、不安を解消する方法を4つ紹介します。
言語化してみる
まずは、具体的に何に対して不安を感じているのかを理解しましょう。漠然とした気持ちでは、頭の中でどんなに考えてもまとめることが困難です。まずは自分が不安に感じることを人に話したり、紙に書き出したりして、自分の気持ちを整理してみましょう。人に話すことで心が落ち着き、言葉にすることで不安を具体化できるようになります。
その不安は今、解消できるのかを振り分けてみる
言語化することで不安の内容を具体化したら、次のステップはその不安が「今現在」対応可能かどうかを振り分けてみましょう。 例:卒業後の進路をどうすればいいか分からない →「今」対応できる。友人や教師に相談したり、進路を自分で調べてみよう。 例:将来、仕事を続けられるか不安 →「今」の対応は難しい。アルバイトや職業体験などを通して、どんな仕事が自分に合うのか、どんな仕事であれば継続できそうかを判断しよう。 今、できることは何かを理解し、今、不安に思う必要がないことをふり分けることで、気持ちが少し落ち着いていくはずです。
視野を広げてみよう
不安が強くなっているときはネガティブな感情で頭がいっぱいになりやすいもの。悪循環から抜け出すためには、他人の意見を聞いたり、いつもとは違う活動をしたり、多様な価値観を知ることが近道です。不安になると1つの考え方に固執しやすいため、なるべく多くの考え方を取り入れるように意識しましょう。
不安のメリットを捻り出してみる
不安に感じた時こそ慎重になるなど、悪いことばかりではありません。デメリットばかりを想像するのではなく、メリットを必ず1つ、捻り出してみましょう。 ・勉強でついていけなくなったらどうしよう →不安を感じるから今勉強できている など 些細でもメリットを感じることで、不安の軽減につながります。
まとめ
漠然とした不安はさらに不安を強めてしまうため、まずは不安を自己分析して冷静になることが大切です。具体的な行動を起こして気持ちを軽くしながら、将来に向かって楽しく過ごしましょう。
プロフィール
しあん
臨床心理士・公認心理師。国立大学院修了後、精神科クリニックや学校現場にてカウンセラーとして従事。専門領域は臨床心理学、心理アセスメント。また、心理系大学院を目指す人のために『サイコロブログ』にて情報発信中。Twitterのアカウントはこちら。