電気業界へ転職ガイド
【受験生必読】受験勉強中は体調を崩しやすい?心と身体を整える方法3選
受験とは、多くの学生にとって緊張しやすい大事なライフイベントですが、「受験勉強中はあまり寝つけない」「本番前に風邪をひきやすい」など、中には体調を崩す人もいるようです。そこで、この記事では、受験勉強期間でも心と身体を整える方法を3つ紹介します。
目次
受験前に体調を崩しやすい…?
受験シーズンは、日頃のプレッシャーのためか腹痛や発熱、不安感などに襲われたり、突然の悪天候で風邪を引いたり、体調を整えにくい時期です。受験はほとんどが秋~冬に行われることが多く、体調を崩しても「季節の変わり目だから」「空気が乾燥するから」と気にしない人もいます。しかし、実は受験のプレッシャーや不安感から心身の不調を引き起こす場合もあるのです。志望校に合格するため、憧れの職業に就くためなど、目標を持っていつも以上に勉強に打ち込むことも重要ですが、追い込みすぎると体調不良につながる可能性は高くなってしまうのです。
心が引き起こす体調不良
受験期は、本番が近づくにつれて「うまくいかなかったらどうしよう」「休んだらライバルに勝てなくなってしまうかも」など、不安やプレッシャーを感じやすくなります。ある程度のストレスはつきものですが、不安やプレッシャーを抱えたままさらに追い込みをかけてしまうと、以下のような心因性の体調不良が現れる場合も。 ・頭痛、腹痛などの身体の痛み ・下痢、便秘などの違和感 ・寝つけない、何度も目が覚める ・発熱や倦怠感 ・気分の落ち込みやイライラ、焦り など 身体に原因がなくて体調不良がある場合は、受験のストレスが原因かもしれません。
受験に向けて心身の調子を整える方法3選
受験を成功させるためにも、勉強とあわせて心身へのケアも行い、万全の体制を整えて行きましょう。
① セルフモニタリングをしよう
自分の状態を正しく知るため、自分の行動や感情を振り返ってみましょう。「全然勉強が足りない…」と漠然と不安がるのではなく、セルフモニタリングで客観的に自分を把握します。その方法は、その日に自分が勉強した内容や勉強にかかった時間、その日に感じたこと、気づいたことなど、ランダムに紙へ書き出したり人に話したりするだけ。セルフモニタリングすることで、不安を軽減する方法も見つけられるでしょう。
② 小さなルールを作る
受験勉強中は、不安から何日・何時間と時間をとにかく長くとってしまいがちですが、無理をしては本番に力を発揮できない可能性も。そこで、焦る気持ちを止めるためにも、「22時まで勉強」「大問1で終わろう」「be動詞を理解する」など小さなルールを作ってみましょう。区切りをつけることで勉強にメリハリがつき、生活リズムを整えるきっかけにもなります。
③ 計画的に休もう
受験勉強中は「休まず勉強し続けなければ」と、休みを取らずにひたすら打ち込む人もいます。長期間頑張り続けるのはつらいものですから、勉強の計画を立てるときには、休息の時間も意図的に組み込んでみてください。休みを計画的にとることで、定期的に心身のガス抜きができ、「休んでも良いんだ」と、心の安定を得られやすくなります。
追い込み期こそ落ち着きを意識しよう
受験期には、本番でベストを尽くして合格するために受験勉強を詰め込む人が増えます。目標達成のために頑張れることは素敵ですが、ストレスを抱えすぎてまで頑張り続けると、体調不良として心身にSOSが現れることも…。受験勉強中の体調不良は軽視せず、自分の心身を振り返るチャンスです。 ・セルフモニタリング ・ルール作り ・休みの計画化 これら3つの方法で心と身体を整えて、受験本番で力を発揮できるようにしましょう。
プロフィール
しあん
臨床心理士・公認心理師。国立大学院修了後、精神科クリニックや学校現場にてカウンセラーとして従事。専門領域は臨床心理学、心理アセスメント。また、心理系大学院を目指す人のために『サイコロブログ』にて情報発信中。Twitterのアカウントはこちら。