電気 × マンガ
電気工事士マンガ「転電虫」 第十二回 噛み合わない合図
「え?なに?」「あれだよ!あれ!」そんな光景、日常によくありますよね。
噛み合わない合図
あとがき
マンガでも描いたように、建築業界は人手不足、若手職人さんの不足状態です。(電気の職人さんに関しては、まだ若い方が多く見られると思いますが…。) ということもあり、現場では年配の職人さんを多く見ます。長年培ってこられた、技術と知識、経験はスゴイもので、作業のスピードはかなり早く、全く無駄がありません。自分も近くで見ていると、勉強になることばかりです。ただ、やはり年のせいか、耳が遠くなっている職人さんも多く、休憩中の雑談でさえ、「えっ?何?」と、聞き返されることが多くあります…。 特に、離れたところから合図を出し合ったりする時は、全く合図が合図になっていません。周りは、そんな姿に爆笑したりしてますが…。トランシーバーを使えばいいのですが、やはり、片手が塞がってしまうのが嫌なようで、大声で合図を送っています(小型のトランシーバーやイヤホンタイプも使わない頑固な方もいらっしゃいます…。)。 最近は、携帯電話やスマートフォンのスピーカー機能を使ったりもするのですが、「使い方がわからん!」、「電話代がもったいない!」と一蹴されることも。 まぁ、とにかくケガや事故がないように、お元気で働いていただけるのが一番です。
次の話はこちら!
電気工事士マンガ「転電虫」 第十三回 感電注意!
ついついビビりすぎちゃって…。
プロフィール
貴泉(きせん)
40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士免許。第一種電気工事士試験は試験のみ合格。