転電虫が教える!第二種電気工事士試験 実技対策【裏技的な話】

更新日:2022.03.16投稿日:2022.03.16

実技試験の時の裏技(?)になるかもしれない?今回は技能試験の時に覚えておくとちょっと良いかもという内容を実体験をもとにまとめました。

第二種電気工事士の技能試験の前に、試験会場で受験生に材料が配られ、中身を確認する作業があります。 これは、技能試験の問題用紙の表紙に材料が書かれており、受験生が自分で配られた材料が足りているか、破損がないかを確認する作業です(この時に、材料が足りなかったり、破損があった場合は監督員に申し出なければなりません。試験が開始されてからは、材料の支給や交換はできなくなります)。 実際に、自分の受験会場でも、数名の方が材料が足りなかったので、しっかり確認はしましょう。この材料確認から試験開始までに、役に立つかもという裏技(?)的なものを3つ紹介します。

電線は長さを計りながら、まっすぐに伸ばしておく。

技能試験の練習をしていると分かると思いますが、ストリッパーなどを使って電線の皮むきする時、電線が曲がっていると失敗することが多くなります。材料確認の時に、電線の長さを計った後に、電線を丸めたり、曲げてしまう方がいます。 おそらく、作業スペースが狭いために、丸めたり、曲げてしまうと思うのですが、これだと、皮むきの作業をする時にもう一度電線を伸ばさなければなりません。 また、もう一度電線を伸ばすことで、時間を無駄にしてしまい、さらに、変な曲げ方をしてしまうと、電線がきれいに伸ばせなくなり、皮むきが失敗する可能性が高くなります。 このようなことを防ぐためにも、材料確認時に電線はきれいに伸ばして、そのままにしておくと良いと思います。

材料を確認しながら、作業工程をイメージする。

技能試験の練習を2~3回しておけば、材料確認をしている時に、「あ、これは候補問題の〇番かも?」と、だいたい予想がつくと思います。材料の確認はしっかりしながら、頭の中で作業工程をイメージできれば、それだけでも技能試験で良いスタートが切れます。頭の中で複線図をイメージするのもいいかもしれません。

問題用紙はしっかり見ておきましょう。

さて、最後にこれがこの記事での一番の裏技(?)的な話です。 材料確認の時間は十分あると思いますので、上でも書いたように作業工程や複線図をイメージして、それでも時間が余ったそこのあなた。次にやることは、監督員も言われると思いますが、問題用紙の表紙の注意事項などをしっかり読んでおきましょう。 しっかり読んだら、問題用紙をじっくり見てください。読むのではなく、じっくり見てください。

実は、電気工事士試験(一種、二種)の問題用紙って、結構薄い紙で作成されてます。しっかり問題用紙を見ると、表紙の裏に書かれた単線図が透けて見えてしまうのです。 これで、「候補問題の〇番かな?」と自信がなかった方も「これ、〇番の問題だ!」と、試験開始ちょっと前に問題が分かってしまうんです。 あとは、試験開始まで、頭の中で複線図や作業工程をイメージしましょう。ちなみに、別の資格試験で、このような方法がネットに出た後に、次の試験から問題用紙に対策が取られてしまったので、あんまり広めない方が良いのかな…?

プロフィール

貴泉(きせん)

40歳で非正規雇用の仕事を退職。その後、職業訓練校に通い、電気工事士会社へ就職。建設現場であった面白い話や出来事、愉快な職人さんや自分の失敗談などをマンガにして、ブログ「転電虫」で掲載中。取得済の資格は、危険物取扱者(乙4類)、2級ボイラー技士、第二種電気工事士免許。第一種電気工事士試験は試験のみ合格。

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