現場インタビュー
先輩社員と後輩社員が語る「教える側の想いと教わる側の想い––シーテックで働くこと」~電力部門 現場編~
愛知県名古屋市に本社を置き、中部電力グループとして電気設備工事や電力関連工事から風力発電などの再生可能エネルギー事業までを手掛ける株式会社シーテックさま。「現場で働く」編では、同社で働く入社6年目の先輩社員・山口(やまぐち)さまと入社2年目の後輩社員・後藤(ごとう)さまにご参加いただき、仕事へのやりがい、普段は言えない一言を語っていただきました。
対談に参加された方のプロフィール
※2022年8月末の情報です山口(やまぐち)さん
電力本部 変電保守部 保守グループ 入社6年目
職長(現場責任者)としてメーカー発注、機器点検、保修業務を担当。 作業員としては、中部電力パワーグリット株式会社様発注の名古屋支社管内変電所の機器点検、保修業務を担当。
後藤(ごとう)さん
電力本部 変電保守部 保守グループ 入社2年目
油中ガス精密分析(変圧器絶縁油の分析業務)を担当。 作業員としては、中部電力パワーグリット株式会社様発注の名古屋支社管内変電所の機器点検、保修業務を担当。
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愛知県名古屋市に本社を置き、中部電力グループとして電気設備工事や電力関連工事から風力発電などの再生可能エネルギー事業までを手掛ける株式会社シーテックさま。…
私たち、普段はこんなお仕事をしています!
―普段のお仕事について教えてください。
山口さん:わたしは電力本部 変電保守部 保守グループに所属し、変電機器の点検や保修を担当しています。おもな業務は、変電所などに行き、遮断器の記録を取ったり、保修作業をしたりすることです。
後藤さん:同じく保守グループに所属する後藤です。中部電力パワーグリッド様の施設・機器類の点検や保修を担当しています。まだ入社2年目と先輩たちに比べて経験が浅いので、作業は協力会社の方たちと共に進めます。先輩たちは現場責任者として指示を出しているので、しっかりと経験を積んで、早く山口さんみたいな責任者になりたいです。
―どんなことを心がけて仕事に取り組んでいますか。
山口さん:現場責任者として仕事をする中で、一つひとつの作業に対する責任を意識するようになりました。現場責任者は作業員へどのような指示を出せば良いのか、すべて自分で判断しなければなりませんし、万が一、作業員が危険な行動をとっていた場合は即座に気づいて注意をする必要があります。安全やルールを意識しつつ、現場全体を見まわしながら、施工管理を行っています。
後藤さん:私は毎日の仕事内容を完璧に覚えられるよう努力しています。現場の責任者になるためには、点検内容や保修などの手順をすべて把握する必要がありますので、目の前にある仕事を一つひとつ、確実に覚えるよう取り組んでいます。経験を通していろんな学びを得ることができるのも、この仕事の魅力です。
山口さん:仕事をしながら毎回、知識が増えていくのって面白いよね。私も初めは分からないことがたくさんあったし、「難しいなあ」と思うことがよくあったけど、日々の業務を重ねるうちに電気設備や資機材についての理解が深まり、仕事が楽しいと感じることが増えました。
後藤さん:水力発電や油を送り出す機構の仕組みなど、さまざまな技術や仕組みの勉強を重ねていくうちに、これらを普段の仕事のなかで「こんな風に活かせるんじゃないか」と考える機会が増えました。引き出しが増えて、さらに技術も身についてくると、自分自身ができることも増えていく。自分の成長に合わせて仕事を任せてもらえることが増えるのも、現場の仕事の魅力だと思います。
先輩と後輩から見たシーテックの魅力とは?
―シーテックへの入社を決めた理由について教えてください。
山口さん:電気関係で施工管理の仕事をしようと決めていたので、電力系を中心に、いくつか会社説明会へ足を運びました。
そんな中、シーテックに入社する一番の決め手となったのは、福利厚生が充実していたところ。「カフェテリアプラン」といって、旅行などに使えるポイントを毎年支給してもらえる制度があるのですが、初めて耳にしたときに、社員にとって非常に嬉しい制度だなと思いました。プライベートが充実するからこそ、仕事にも張り合いが出る。こんな風に社員目線で福利厚生を考えてくれる会社って、そう多くないんじゃないかな。
後藤さん:ほかにも、年度の初めごろに申請すれば自由に休みが取れたり、従業員のことを第一に考えている制度が揃っていますよね。働く側からするとサポート体制が整っているので本当に助かりますし、頑張ろうって気持ちが芽生えます。
私は、中学生のときに発生した東日本大震災の原発事故がきっかけで、電気関係の仕事につきたいと考えるようになりました。そこから数年経ち、大学生になって自然エネルギーの発電方法に興味を持ち、最先端の技術に触れてみたいとも思うようになったんです。そんなとき、シーテックのインターンシップで太陽光発電・風力発電・水力発電などさまざまな施設を見せていただいて、「自分のやりたい仕事ができる会社だ!」と直感しました。また、その時にお話させていただいた先輩社員たちもみな優しく、一緒に働きたいという気持ちが強まりました。
山口さん:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。
―お二人にとって、シーテックはどのような会社ですか?
山口さん:人々の生活に欠かせない電気の安定供給に携わっていますし、社会的に見てもすごく重要な立ち位置にいる会社だと思っています。私はその一員として、この先も電気の安定供給に貢献できるよう、努めていきたいと思っています。
後藤さん:ライフラインに携わる企業の一員として、日々の業務が人々の生活を支えていると思うと大きなやりがいを感じますね。また、創立から60年という長い歴史の中で技術を磨き続けてきたという点も、シーテックという会社の魅力です。
山口さん:そうですね、現場における点検や保修がスムーズに行えるのも、先輩方によって磨かれてきた技術が蓄積し、最適化されてきたからだと感じますね。
また、それはシーテックの文化にも通じています。先輩と後輩が一緒に昼食をとりながら、ワイワイと雑談に花を咲かせる。入社年数に関係なく、誰もが気軽にコミュニケーションを取れる雰囲気がある。仕事は仕事で真剣に取り組みつつも、シーテックにはメリハリのついた居心地の良い環境があるんです。こうした風通しのよさも、これまで在籍されてきた先輩社員の方々が築き上げてきたものだと思っています。
先輩は後輩を、後輩は先輩をこう見ている!
―お互いの第一印象を教えてください。
後藤さん:山口さんと最初に会ったのは、新入社員研修で実際の現場作業を見せてもらったとき。第一印象は、物静かなイメージでしたし、体の線が少し細いので、重いものとか運べるのかな?と思いました。しかし、一緒に仕事をしているときに、力仕事を難なくこなしている姿を目の当たりにして、印象がガラッと変わりました。現場の頼れる先輩です!
山口さん:はは、そんな風に思っていたんだ(笑)。
後藤さんも第一印象は大人しそうなイメージでしたし、この仕事は協力会社さんとコミュニケーションを取りながら進めなくてはならないので、大丈夫かなと思ったことを覚えています。今は自分から積極的に声をかけたり、動いたりしてくれますし、後輩ながらも頼もしい限りです。
後藤さん:ありがとうございます。山口さんが率先してみんなをまとめている姿を見て、「こんな風になりたい!」と思ったからこそ、自然と変わっていけたんだと思っています。
―ともに仕事をする中で、気づいたことは?
山口さん:後藤さんは書類作成・整理などの事務作業も、いつも真剣かつ丁寧に取り組んでくれる。私から細かな仕事を依頼することも多いけど、後藤さんのおかげで本当に助かっています。
後藤さん:私は山口さんが監督としてテキパキ指示を出している姿に憧れています。仕事でもプライベートでも、周りの人への気遣いやコミュニケーションが上手なので、見習いたいです。僕たちの仕事はコミュニケーションがとても重要ですから。
山口さん:最近は後藤さんも自ら声をかけるようになっているし、少しずつ変わってきた気がするけど。それって、やっぱり後輩が入ってきたことが大きいのかな。
後藤さん:そうですね。教わる立場から教える立場に変わって、少しずつ変わってきた気がします。
―最後に、お互いに対して一言ずつお願いします。
山口さん:私と一緒に現場へ向かうことが少ないので、分からないこと、もっと知りたいこと、そのほか、現場で何か疑問が残ったことは、なんでもいいからどんどん聞いてきて欲しいですね。私も後藤さんが納得できるまで、しっかり説明しますから。そうして身につけてきたことを今後、先輩として後輩に伝えていけるようにしてね。一人前の現場監督になって活躍する姿を楽しみにしているよ。
後藤さん:今日は、普段は聞くことができない仕事ぶりについて教えていただくことができて嬉しかったです。私もまだまだ分からないことが多いので、ぜひ相談にのってください。これからも先輩として、頼りにしています!