電気機器のしくみ
【身近な電気注意報】災害に備えて知っておきたい電気事故防止策
自然災害はいつ、どんな時に起きるのかわかりません。もしもの時に備えて知っておきたい電気事故を防ぐポイントをご紹介します。
避難所に行くときにはブレーカーを切ろう
地震や台風による大雨、洪水、土砂災害、雷などによって停電が発生した場合、転倒している、または水没した電気機器などが再通電した際に火災が発生する危険性があります。停電から電気が復旧することで発火する火災は「通電火災」と言いますが、非常に危険なものですので、出荷防止をするため避難所に向かう時にはブレーカ―を切って避難するようにしましょう。 ●家電などの電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜こう。 ●家の外壁や周囲を見て、電線や引込線の断線・損傷がないか確認しよう。もし、異常を見つけた場合は電気事業者に連絡ください。ブレーカーが濡れている、屋内配線が損傷している場合も同様に連絡を。 ●再通電させる前に電気機器を確認しよう。電気機器の電源が入ったままになっていないか確認しましょう。
電気火災事故を防止するには?
2011年に発生した東日本大地震の際に発生した火災において、発火源の半数を占めたのが電気器具、電気配線、コンセントなど、電気関係でした。いつ、どこで発生するかわからない地震や自然災害に備えて用意してあると安心なのが「感震ブレーカー」です。感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的にブレーカーのスイッチが切れるため、切り忘れを防ぐことができます。避難時はまず、自分の身を守ることが最優先です。ブレーカーを落とす余裕がない時、不在時の火災を防ぎたい時などに、非常に有効な手段となります。地震だけでなく、台風などさまざまな自然災害時で大規模な停電が発生する可能性もあるため、平時から停電対策に取り組みましょう。
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電気業界の資格の中でも最難関と言われる第三種電気主任技術者試験、通称「電験三種」。電験三種の資格を取得するなんて…と尻込みしてしまう人も少なくはありません…
電気機器の近くに花瓶や水槽を置くのは危険!
花瓶や水槽の水がこぼれて電気機器にかかると、漏電や火災の原因になることがあるため、機器のない場所へおいてあげましょう。
災害によって切れて垂れてしまった電線には決して触らないように!
切れて垂れ下がった電線を見つけても、絶対に触らないで下さい。電気が流れている可能性があるため、触ると感電するおそれがあり、とても危険です。また、電線に樹木や看板などが接触している場合も非常に危険ですので、見つけた時はすぐに電力会社へご連絡ください。