電気業界の仕事とは?, 電気業界の仕事を知りたい
「安定」「インフラ」「地元勤務」がキーワード。電気保安協会若手職員に聞く、就職活動から入社までのこと。

「就職活動をはじめたばかり」「インフラ関係の仕事に就きたい」「電気保安業界ってどうやって入るの?」就職活動を始めたばかりだと、様々な疑問や質問が出てくるはず。
今回は、電気保安協会に勤める若手職員9名に直接、就活中から現在に至るまでのお話を伺いました。就職活動中の方の参考になれば幸いです。
参加者について:いずれも、電気保安協会へ入社して5年未満の方。広報2名、人事・労務2名、総務1名、保安2名、技術1名、新事業推進1名
目次
企業選びで重視したポイントは「安定」「インフラ」「地元で働く」
多くの方が大学3年生ごろになると始める就職活動。まずは、就活サイトへ登録し、自分の長所や短所、得意不得意、思考や経験などを客観的に理解するために、自己分析を行います。そこから気になる業界を調べる企業調査を進めますが、電気保安業界を知ったきっかけは、「就活サイトのHPや就活サイトが開催している説明会」「親や親族からの紹介」がほとんど。
具体的に、電気保安業界へ進もうと思ったきっかけを聞いてみると、下記のように「インフラ」「安定」「地元で働くこと」がキーワードに。
- 「業界研究を通じて、電気保安業界が社会に対する責任と貢献度の大きさが高いと思ったから」
- 「インフラ業界であれば、需要がなくならない(🟰安定する)と思った」
- 「就活を始めたときに、なんとなくインフラ系に興味を持ち、生活する上で無くてはならないエネルギーとして最初に頭に浮かんだのが電気保安業界だった」
- 「就職活動のときに安定して長く働きたいと思い、生活に密着しているインフラ関係の企業に興味を持った」
電気保安業界は地域に密着したお仕事である点も重要なポイントになっているようでした。「はじめの数年は転勤がありますが、必ず地元に戻ってお仕事ができる」
という意見も。転勤はその土地、そこで働く先輩から学ぶことも多く、地元へ戻った際に、その時の経験や知識を活かして働くことができるのがメリットです。
◆情報収集はどのように行いましたか?
- 「主に就活情報サイトを利用して情報を収集していました。また、在校生や卒業生の講話を聴く機会があったので参加した」
- 「リクナビ・企業HP・企業口コミサイト」
- 「友人やゼミの先輩から話を聞きました。具体的には、合同企業説明会の開催情報や、自己分析について、SPI 対策・面接対策についてです」
- 「SNS、就活サイト、ハローワーク、大学内のキャリア支援センター、業界地図」
情報収集の主な手段は、就活情報サイトや先輩の声、企業のホームページや企業のSNS。そこから、インターンや説明会に参加することで、現場で働く先輩たちからリアルな声を聞いたり、実際に体験したりしながら、ここで働く自分の姿を描きやすくなるのだとか。
なお、電気保安業界では、広報や総務、人事など本部勤務の方も技術職で活躍したい方もどちらも募集をしています。定期的にイベントも開催しているのでどなたでもご参加ください!
「ここで働きたい!」背中を後押ししたのは…?
就活中はさまざまな企業を見て、理解して、エントリーする業界を絞ったり、企業を決めたりしていきます。面接が進み、徐々に気持ちが固まっていく中で、最終的に「ここで働きたい!」と強く思ったポイントを若手職員のみなさんに聞いてみました。
- 「当時の採用担当者が、採用選考などでどの企業よりも手厚くご対応くださったことが一番のきっかけです。面接へ進むごとに丁寧なフィードバックをいただき、心強くなりました」
- 「内々定をもらった後に、先輩職員の方との座談会へ参加しました。職員が働きやすい制度が充実していること、実際にその制度を使っているという生の声を聞くことができ安心しました」
- 「説明会で、10数年後のありたい姿をビジョンに掲げ、会社全体でその目標を達成できるように業務に取り組んでいるお話を聞いて、『この会社の一員になりたい』と思いました。また、入社前の役員面接では、堅苦しい雰囲気ではなく、普通に話しかけていただくように接していただき、同じ目線で接してくれているところに親近感が湧きました」
人によって異なりますが、会社選びで重視される主なポイントは、企業のビジョンに共感できることと合わせて、「給与面・福利厚生・ワークライフバランス・やりがい」。
最近では、男女問わず育児休暇がしっかり取得できるよう会社全体が支援したり、キャリア支援制度で資格取得までの勉強期間や資金を会社が全面サポートしてくれたりと、入社後のステップアップやライフステージに合わせたきめ細やかなフォローも手厚くなっています。
また、技術職の場合はどうしても休日や深夜の勤務が入ってしまいますが、「お出かけの際も、人混みを避けることができ、尚且つ割安で楽しめるのでお得感があります」「休日手当、深夜手当がつくのであまり損をしたとは思いませんし、振替休日もあるので、自分で休みを調整することも可能です」など、逆に「平日休みで得をしたことも多い」という声も。
電気保安業界では、事務職で入社した方が資格を取得し技術職としてキャリアチェンジすることも珍しいことはでありません。また、入社後は個人個人に合わせたさまざまなキャリアが形成できる制度が整っているため、自分のペースでどんどんステップアップすることができるのです。
「電気保安業界を選んでよかった!」
ここからは入社後について話を伺いました。まずはこの仕事を選んでよかったと思ったエピソードを聞いてみましょう。
- 「入社時は支部の営業グループに所属し、主に一括契約があるお客さまを担当。そこで、更新推奨時期が近づいた電気機器等について計画的な更新のお願いしていました。実際に電気設備の改修が決まった時は、電気設備を安心・安全にお使いいただけることに、安心感と達成感を得ることができました」
- 「初めて配属された部署の先輩方がとても優しく、心から歓迎してくれることが伝わってきてとても嬉しかったことを覚えています。今でも業務で困っていたり、悩んでいたりするとすぐに相談に乗ってくれます。他部署にも優しい方がたくさんいて、とてもあたたかい職場です!」
- 「管理職との距離も比較的近く、色んな経験をさせてもらっています。組合活動では保安協会以外の方との交流も広がるので楽しいです」
- 「入社から多様な経験、業務をさせていただけることが良かったと思います。また、上司や先輩方からの声かけやフォローがあり、安心して働けています」
「インフラを守る」、つまり、人々の生活を守る仕事をしているということが、やりがいにつながっていくのかもしれません。使命や責任感のある仕事だからこそ、そこで働く先輩たちも暖かく、まっすぐな人ばかりなのです。
最後に、電気保安業界へ興味を持っている方へメッセージをいただきましたので、いくつかご紹介します!
- 「電気を使いつづける限り、『需要があり続ける、なくならない仕事』という点が一番の魅力だと思います。法律にもとづいて業務を行うため、安定性の高さも魅力の一つです」
- 「電気の安全を守る仕事なので責任は大きいのですが、その分、しっかりとやりがいを感じることができます。また有資格者が多く、スキルアップを目指す人は良い環境だと思います」
- 「コロナ渦での入社でしたが、他企業と比べ事業にはほぼ影響が無く、安定性があるのが強みだと感じました」
- 「生活に必要不可欠な電気を扱う仕事のため、やりがいもありますし、これから電気の需要が増加するとされているので、長く安定して働くことができるのが魅力です」
- 「普段は人目に触れることが少ない業界ですが、日々、電気が安全に使えることに貢献しているんだと感じながら仕事に従事できます。間接的ではありますが、設備の管理や保全を通じて日本の産業を支えていることを自覚できるのも、この業界だからこそだと思います」
- 「職場環境が安定しており、ワークライフバランスがとりやすい点、今後も必要とされる業界である点は非常に安心できますよ」
これから就職活動を開始するみなさんも、転職をお考え中のみなさんも、少しでも電気保安業界で働くことに興味を持っていただければ幸いです。
「こんなことが知りたい!」「こんな質問があるんだけど」といった意見があれば、こちらへお気軽にご連絡ください。
各保安協会のリクルート情報はこちら
●北海道電気保安協会
●東北電気保安協会
リクルートサイト
キャリタス就活イベント
3月12日(水)13:00-17:00 https://job.career-tasu.jp/event/detail/2026/506/
●関東電気保安協会
●中部電気保安協会
●北陸電気保安協会
●関西電気保安協会
●中国電気保安協会
●四国電気保安協会
●九州電気保安協会
●沖縄電気保安協会